「魅力的に生きる」

〜夢と感謝と思いやりを持って〜

期待を超える人

先日、電車に乗っていた時のことです。

車内は混んでいたので、座席はほぼ埋まっている状態でした。

 

ある駅でお爺さんが乗り込んで来て、

優先座席の方に向かっていきました。

その車両には優先座席は8席あり、

座っていた大半の人は元気そうな若者でスマホを触っていました。

 

お爺さんは座席の前で座りたそうにして立っていたのですが、

誰一人、席を譲ろうとしませんでした。

 

次の停車駅で一般の席で空きができた為、お爺さんは座ることができたのですが、

すごくモヤモヤした気持ちになりました。

 

このような光景を目の当たりにしたら、

きっと皆さんも同じような気持ちになることかと思います。

 

期待を超える 

魅力的と思われる人の特徴として

期待を超えるというものがあります。

 

期待していた以上のことをしてもらえると

嬉しかったり、感動したりしますよね。

そういう期待を超えてくる人は、やはり人に好かれます。

 

多くの人は「優先座席ではお年寄りに席を譲るもの」という期待をしています。

今回の出来事は6人の若者全員が期待を下回ったため、

ガッカリした気持ちになったと考えられます。

 

まずは期待に気づくこと

期待を超えるためには、

まず今どのようなことを期待されているかに気づく必要があります。

優先座席では席を譲ることを期待されます。

プレゼントをもらった時は、ありがとうと笑顔で言ってくれることを期待されます。

 

とはいえ相手が何を期待しているか、正確には分からないものです。

しかし、そこは相手をよく観察して

どのような行動を取れば相手が喜ぶかを考えることが大事です。

 

当然失敗することもありますが、トライアンドエラーを繰り返していく内に

期待に気づけるようになり、喜ばせ上手になっていけるでしょう。

 

目立つことへの恐れ

また、席を譲ろうと思ったけど行動できなかった

可能性もあると思います。

 

人に親切にしたり、期待を超える行動をすると

目立ってしまうことが多々あります。

 

目立つことで恥ずかしさを感じたり、

周りから嫉妬されたりすることも考えられます。

 

過去にこういう経験をしていると、

無意識に行動にブレーキがかかります。

無難な行動を取るのです。

 

魅力的に生きるということは

有難い生き方をすることです。

無難とは真逆の生き方です。

 

無難ではない選択を、

かっこいいと思える選択をしていくことで

魅力は磨かれていきます。

 

一日一善という言葉がありますが、

1日に1回でも人を喜ばせる行動ができたら

それはもう立派な魅力的な人。

一目置かれる存在になるでしょう。